赤ちゃんやこどもの熱中症対策

熱中症とは、気温と湿度が高い環境にいることによって、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節ができなくなる病気です。

地球温暖化の影響により、年々真夏日の日数は増加し、都市部ではヒートアイランド現象によって熱帯夜の日数も増加しています。

熱中症は急に暑くなる4月下旬からはじまり、本格的に暑くなる前の梅雨明けにも多く発生します。それほど気温が高くない場合や、室内や夜間でも発生しますので、「この暑さなら大丈夫」と思わないことが大切です。

ちなみに、2022年6~9月における熱中症での死亡者数は1387人にものぼり、特に高齢者の割合が多い状況です。

高齢者は、暑さやのどの渇きを感じにくいなどの理由から、熱中症を発症しやすく、就寝中などに室内で熱中症になることがあります。

屋外で作業する場合やスポーツをする際はもちろんのこと、赤ちゃんやこどもも、特に注意が必要です。

赤ちゃんやこどもの熱中症の症状

熱中症はⅠ度からⅢ度までの重症度に分けられています。

Ⅰ度
・めまい、たちくらみがある
・こむら返りがある(痛い)
・汗が、拭いても拭いても出てくる

Ⅱ度
・頭がガンガンする(頭痛)
・吐き気がする、吐く
・体がだるい(倦怠感・虚脱感)

Ⅲ度
・意識がない
・ひきつけを起こしている(けいれん)
・呼びかけに対して返事がおかしい
・真っすぐに歩けない、走れない
・高い体温である

赤ちゃんやこどもは大人に比べて体温調節機能が十分に発達していません。

さらに発汗機能や腎機能が未熟なため、気温が高いと体温が上昇しやすくなっています。

また、晴天時には地面に近いほど気温が高くなるため、身長が小さいこどもは大人よりも暑さの厳しい環境にいるといえるでしょう。暑い日の外出は、熱中症のリスクが高いので十分な注意が必要です。

熱中症になる前の準備や予防方法について

①暑さを避ける

屋外では日陰を選んで歩くことや帽子、日傘を使うことも熱中症予防になります。気温は通常地面から150cmくらいのところで計測していますが、こどもの身長が低いことと、ベビーカーを利用する際には地面から近いため、アスファルトの照り返しの影響で、大人が感じるよりも1~2℃ほど高温になりやすいです。

そのため、大人が暑いと感じたら、すでに赤ちゃんやこどもはもっと暑さを感じている状態といえます。

サンシェードを活用して直射日光を避けるはもちろんのこと、こまめにお子さんの様子を確認してください。

②服装にも工夫をする

吸汗性のある綿素材や速乾性のあるポリエステル素材の混紡で、かつ柔らかく伸縮性のあるフライス生地などが肌着におすすめです。

さらに黒色系を避けて、白色系を選ぶと熱を吸収しにくいです。襟元はなるべく緩めて通気できるようにするといいです。

③こまめに水分と塩分の補給を行う

暑い日には汗を多くかいています。過度の発汗の場合、汗に含まれる塩分濃度も高くなるため、十分な水分と塩分を補給することが大切です。

おすすめは経口補水液ですが、麦茶でもミネラルを補給できます。麦茶はカフェインが含まれていないため、赤ちゃんでも飲むことができます。こどもは遊びに夢中になっていると、のどが渇いていても気づかないことがあります。

特に赤ちゃんは、自分でのどが渇いたと伝えることができません。のどが渇く前、あるいは暑いところに出る前からこまめに補給することをおすすめします。

④急に暑くなる日に注意する

人は暑い環境に順応することができます。

しかし、暑さに慣れていないと熱中症になりやすいため、暑くなり始めの時期や、熱帯夜の翌日には特に注意が必要です。

特に暑い日は無理に外出しないで、屋内で過ごすことをおすすめします。ただし、日頃から暑さに慣れておくことも必要ですので、適度に外で遊ばせて暑さに負けない体づくりをするのも効果的です。

⑤冷房(エアコン)や扇風機、冷却グッズを活用する

近年、電気代を含む光熱費が高騰していることから、エアコンの使用を控える方がいるかもしれません。しかし、特に暑い日には冷房を使用しましょう。

また、上手に冷却グッズを活用することもおすすめです。
首元など太い血管が通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。

そのほかにも、普段から十分な睡眠や栄養バランスのいい食事で体力づくりを心がけましょう。

少しでも違和感を感じたときの対処方法

赤ちゃんやこどもは身体に異変を感じても、自分でうまく伝えることができません。

そのため大人がこまめに状態を観察して、すばやく異変に気付く必要があります。

例えば…
・顔が赤い
・ひどく汗をかいている
・機嫌が悪くなり泣いてぐずる
・尿量や排便量が少ない
・ミルクや水分をいつも以上に飲む
などの様子が見られたら暑さを強く感じているサインです。

もしかしたら、熱中症になりかけているかもしれません。
早めに気づいて対処してあげることが大切です。

対処方法としては、
・すぐに涼しい場所へ避難
・氷や保冷材などを使用して体を冷やす
・特に、首下、脇の下、足の付け根など大きな動脈が走っているところを冷す
・露出させた皮膚にお水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐ
・水分と塩分を与える
・衣服をゆるめる
といったことがあります。

熱中症の重症度Ⅰであれば、その場での応急処置をして、Ⅱ度やⅢ度に症状が悪化するようであれば病院へ受診することをおすすめします。
特にⅢ度の症状がある場合は応急処置をしながら、すぐに救急車を呼んでください。

ウォーターサーバーの活用方法

赤ちゃんやこどもは新陳代謝が盛んです。
赤ちゃんは体重の約70%が水分といわれており、大人の約3倍(体重1kgあたり)も汗をかくと言われています。そのため、大人以上にこまめな水分補給が重要なのです。
お出かけする際は十分な量の水分を持参するようにしましょう。

持参する水分は、赤ちゃん用のイオン飲料や麦茶などが適しています。特に発汗が多い場合には、経口補水液を飲ませると汗によって排出されたミネラルの補給もできます。
赤ちゃんの場合は母乳やミルクを飲みますが、卒乳をしたころからこどもは麦茶をよく飲みます。麦茶はカフェインを含んでいないため、赤ちゃんやこどもでも安心して飲むことができます。

夏はもちろんですが、冬でも麦茶を飲みますので、冷蔵庫に常備する麦茶づくりにもウォーターサーバーを活用すると大変便利です。水だしの麦茶はもちろんのこと、ウォーターサーバーはお湯もすぐに利用できるので、お湯だしの麦茶やミルクも簡単につくることができます。

水道水でつくるよりも時短になるだけでなく、新鮮でミネラル豊富な天然水でつくる麦茶やミルクはやはりおいしいものです。

まとめ

今回は赤ちゃんとこどもの熱中症についてご紹介しました。

熱中症は、高温多湿な環境で起きやすいです。
急に湿度、気温が高くなる梅雨明けの6月頃から注意が必要とされています。
熱中症になると、元気がなくなる、吐くなどの症状が現れ、さらに症状が悪化すると意識を失ったりけいれんが起きたりすることもあります。赤ちゃんやこどもは体温調節が上手にできないので、熱中症にならないよう大人がしっかり対策を行ってください。

麦茶や経口補水液などでこまめに水分補給を行い、通気性のいい衣類を選んだり、日陰などを歩いたりと熱中症対策をしてお出かけすることがおすすめです。

コスモウォーターは、天然のミネラル豊富な軟水ですので、赤ちゃんにも美味しく健康にご利用いただけます。こどもは麦茶などをよく飲むので、天然水でつくることによってより美味しくなり、こどもたちも好んで飲むようになると思います。

さらに温水と冷水の使い分けもできるので、ミルクづくりの時短にも大いに役に立ちます。

暑さに負けない身体づくりをしながら、コスモウォーターのおいしい天然水で、こどもの熱中症対策を行ってください。

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