湯冷ましの作り方を徹底解説|赤ちゃんに必要なタイミングや注意点

赤ちゃんを育てていると、湯冷ましを飲ませる必要があるのか悩んだことがあるパパやママは多いのではないでしょうか?

また「ミルクを作るときにも湯冷ましを使うの?」など、特にはじめて育児をしている方は疑問が尽きないことでしょう。

そこで今回は、湯冷ましとはどのようなものを指すのか、湯冷ましの作り方、赤ちゃんに飲ませるタイミングなど気になる情報をわかりやすくまとめています。

湯冷ましとは?

はじめに、湯冷ましとはどのようなものなのか、赤ちゃんにとって必要なのかなど基本的な情報を解説します。

湯冷ましは水道水などを沸騰させて、不純物を取り除いたお水

湯冷ましとは、水道水などを沸騰させて不純物を取り除いたお水のことを指します。

赤ちゃんの内臓は未発達でデリケートなので、不純物が含まれない清潔で安全なお水を使う必要があります。

そのため、赤ちゃんに水分を与えるときは湯冷ましを使うと安心です。

母乳やミルク以外の水分補給は必要ないとも

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんなら、それら以外に湯冷ましなどで水分補給をする必要は特にないと言われています。

むしろ、湯冷ましなどを飲ませすぎることでおなかがいっぱいになって、母乳やミルクの飲みが悪くなり、栄養が足りなくなる恐れもあるので注意しましょう。

特に離乳食をスタートさせる前の赤ちゃんは、基本は母乳とミルクだけで十分水分が足りていると思って大丈夫です。

赤ちゃんのための湯冷ましの作り方

それでは早速、赤ちゃんのために安全な湯冷ましを作るポイントをチェックしていきましょう。

鍋ややかんに水道水を入れて沸騰させる

湯冷ましを作る際は、水道水などのお水を鍋ややかんなどに入れてください。

火にかけ、しっかりと沸騰させることで不純物を取り除くことができます。

理由は後述しますが、電子レンジなどでは安全な湯冷ましを作ることができませんので、鍋ややかんを使うようにしましょう。

最低でも10分以上沸騰させることが重要

水道水には発がん性が疑われる「トリハロメタン」という物質が含まれています。

これは、沸騰直後に火を止めてしまうと、熱していない水道水よりもかえって増加してしまう可能性がある物質です。

なので、トリハロメタンを除去するためには沸騰したらすぐに火を止めるのではなく、できるだけ長く沸騰させ続ける必要があります。

最低でも10分以上沸騰させることで、水道水からトリハロメタンを取り除けると言われています。タイマーなどを使って、沸騰時間を意識しましょう。

トリハロメタンについて詳しくはこちら:トリハロメタンは水道水を煮沸して除去できる?有害性や安全でおいしいお水を飲む方法を解説

電気ケトルなどは長時間沸騰できないので使用不可

上記の通り、トリハロメタンを取り除くためには長時間沸騰させる必要があるため、電気ケトルなど、沸騰したら加熱が止まってしまう機器では、うまく湯冷ましは作れません。

同じように、電子レンジについても長時間沸騰させづらかったり、加熱にムラが生じやすかったりするため、水道水から湯冷ましを作るのには不向きと言えます。

水道水を使って赤ちゃんのために安全な湯冷ましを作るなら、鍋ややかんを使って沸騰させましょう。

赤ちゃんに湯冷ましを飲ませるタイミングは?

先ほど、離乳食前の赤ちゃんには湯冷ましを単体で飲ませる必要はないと説明しましたが、それではどのようなときに湯冷ましが必要なのでしょうか?

湯冷ましを作って飲ませるタイミングや目安を紹介していきます。

赤ちゃんのミルクを作るとき

育児用粉ミルクは、70℃以上のお湯で溶かした後、適温になるように湯冷ましで調整します。

赤ちゃんは先ほどもお伝えしたように内臓が未発達なので、安全で清潔なお湯や湯冷ましを使うことが大切です。

せっかくしっかりと沸騰させたお湯で粉ミルクを溶かしたのに、適温に調整するために使うお水が沸騰させていない水道水だと意味がありません。

ミルクの温度調整には、ミネラルウォーターやRO水などを使うのでしたら問題ありませんが、水道水を使う場合は、しっかりと沸騰させて作った湯冷ましを使いましょう。

赤ちゃんが便秘になったとき

離乳食を食べはじめたばかりの赤ちゃんは、便秘になりやすい傾向があります。

これまで母乳やミルクしかとってなかったところに固形物が入ってくるため、水分が足りなくなるのが原因の1つとして考えられます。

母乳やミルクで水分を補うことをメインにしつつ、それでも便秘が続くようなら、赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ湯冷ましを与えてみましょう。

赤ちゃんが水分不足のとき

お風呂上がりやたくさん体を動かしたとき、猛暑の中で活動してたくさん汗をかいたときなど、母乳やミルク、離乳食からの水分では足りないときも、湯冷ましを使って水分補給させてあげましょう。

水分が足りない状態が続いてしまうと、脱水になってめまいや頭痛などの症状が出る恐れがあります。

特に母乳の赤ちゃんは、どれだけ水分がとれているかわかりづらいので心配になりますが、以下は赤ちゃんの水分不足の特徴なので、気になるときはチェックしてみてください。

【水分不足が疑われる様子】
・頭の上の柔らかい部分(大泉門)がへこんでいる
・両目がいつもよりくぼんでいる
・涙が出づらい
・尿量が普段より減っている
・口内が乾燥している

湯冷ましを作る・飲ませるときの注意点

湯冷ましを赤ちゃんに飲ませる際には、いくつかの注意点があります。

安心して使用するために、以下に注意しましょう。

湯冷ましは水道水より保存期間が短い

湯冷ましはお水を消毒するための塩素が取り除かれるため、保存期間が水道水よりも短くなります。

水道水なら、常温保存で3日程度、冷蔵保存で7日程度保存可能だと言われていますが、湯冷ましは1日しか保ちません。

作った湯冷ましはなるべく早く使い切り、新しいものを作り直すようにしましょう。

母乳やミルクを飲む量が減らないように

湯冷ましを飲みすぎてしまうと、それだけでおなかがいっぱいになってしまい、赤ちゃんにとって重要な栄養となる母乳やミルクが飲めなくなってしまいます。

湯冷ましは水分補給の補助的な役割として使えますが、母乳やミルクを摂る量が減らないように気を付けましょう。

赤ちゃんには硬水は不向き

湯冷ましに使用するお水は、硬水(硬度の高いお水)は避けてください。

硬水は赤ちゃんの体に適していない場合があり、未発達な胃腸に負担がかかります。

赤ちゃんには、軟水を与えるようにしましょう。

赤ちゃんに適したお水についてはこちら:赤ちゃんには軟水と硬水のどちらが良い?

赤ちゃんの湯冷ましづくりにはコスモウォーター

今回は、赤ちゃんの湯冷ましについて必要性や作り方、注意点など気になる情報を解説しました。

母乳やミルクをあげている時期には「他にどのようなものを与えたらいいのかな?」「いつから母乳やミルク以外のものも飲ませたらいいのだろう」と不安も多いものです。

基本的には母乳やミルクのみで過ごして、必要に応じて湯冷ましを上手に取り入れていきましょう。

湯冷ましを作る際、水道水を沸騰させて冷ますには、時間がかかりますしとても面倒です。手軽に安全な湯冷ましを使うには、コスモウォーターがおすすめです。

コスモウォーターは冷水と温水が出せるので、湯冷ましを好きな温度に調整でき、すぐに赤ちゃんに飲ませることができます。

また、ミルクを適温に調整する際の時短にもなります。

赤ちゃんのミルクづくりについてはこちら:ウォーターサーバーでミルクづくりが簡単に


コスモウォーターの天然水は軟水で、厳しい品質チェックをクリアして出荷されますので、赤ちゃんにも安心して飲ませられるお水です。

ぜひ、赤ちゃんに安全な湯冷ましやミルクを飲ませてあげられる、コスモウォーターの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

〈参考サイト〉
煮沸による高度浄水処理水のトリハロメタンおよび全有機ハロゲン(TOX)濃度の変化|大阪市立環境科学研究所
赤ちゃんの便秘のホームケア|いまいずみ小児科
小児の脱水|MSDマニュアル家庭版
水道水の備蓄について|東大阪市
(上記すべて参照:2024-1-4)

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