RO水と天然水の違いってなに?

「ウォーターサーバーはどれを選んだらいいかわからない」「RO水と天然水って何が違うの?」こんなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

ウォーターサーバーのお水には大きく分けて「RO水」と「天然水」があります。それぞれ、特徴があり利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

そこでこの記事では、RO水・天然水のそれぞれの特徴やメリット・デメリット、RO水と天然水の違い、利用に向いている方などについて、詳しくご紹介します。

RO水の特徴

RO水とは、採取した水をRO膜処理したお水のことを言います。

RO(Reverse Osmosis)膜とは、逆浸透膜ともいい0.0001マイクロメートル(1ミリの100万分の1)の超微細孔のフィルターです。この細かなフィルターを通してRO膜処理を行い、不純物を除去したのがRO水です。そのため、RO水はきれいなお水ですが、味を感じられるような成分が入っていない純水に近い状態となるため、おいしいと感じられないこともあります。

というのもお水のおいしさを感じるのは、ミネラル成分などが入っているからです。

1985年に厚生省(現:厚生労働省)のおいしい水研究会が示した、おいしい水の要件には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、炭酸ガスなどを適度に含み、有機物や臭気は極めて少ないことなどがあげられました。

そのため、RO水がおいしく感じられるよう、人工的なミネラル成分が添加されることがあります。RO水は天然水と違って採水地が特定されておらず、河川水や水道水などでつくられることがあります。RO水は人工的につくることができるため、天然水と比較すると低価格であることが多いです。

天然水の特徴

天然水とは、ろ過、沈殿及び加熱殺菌「以外」の物理的・化学的処理を行っていない、特定の水源地から採水されたお水のことを言います。

天然水と聞くと自然そのままというイメージがありますが、実際には安全に飲めるよう、採取後ろ過・加熱殺菌等の処理が行われていることがポイントです。

天然水の採水地は、水質の良いところが厳選されています。そのため採水地によってお水に含まれる栄養素などの成分が異なります。

RO水と天然水のメリット・デメリット

RO水と天然水のメリットとデメリットを挙げていきます。

RO水のメリット

まずはRO水のメリットを4つのポイントから解説します。

  • ・不純物が含まれていない
  • ・赤ちゃんの身体に負担をかけにくい
  • ・低価格

不純物が含まれていない

RO膜で、ウイルスや雑菌といった微生物や微細な化学物質や重金属などの不純物を除去します。そのため河川水や水道水など、原水の採水地が異なっていてもRO膜でろ過するとどんなお水も純水に近い状態になるのです。

赤ちゃんの身体に負担をかけにくい

ウイルスや雑菌といった微生物や、微細な化学物質や重金属などの不純物が除去されたRO水は内臓が未発達な赤ちゃんが飲んでも負担をかけにくいという特徴があります。

低価格

水の採水地は限定する必要がないため河川水や水道水が多く、原価が安いため安価で利用することができます。

RO水のデメリット

次にRO水について、以下の2点から解説します。

  • ・ミネラル成分といった栄養素も取り除かれる
  • ・味を感じづらい

ミネラル成分といった栄養素も取り除かれる

不純物だけでなくミネラル成分といった栄養素も取り除かれるRO水は、RO膜で不純物を取り除く過程において、身体に良いとされるミネラル成分も取り除かれてしまいます。

ミネラル成分を人工的に添加されていないRO水では、ミネラル成分の補給ができないことが一般的です(ろ過後、ミネラル成分を人工的に添加しているものもあります)。

味を感じづらい

お水がおいしいと感じるためにはミネラル成分が含まれていることが要件になります。そのためミネラル成分が含まれていないRO水では、無味無臭で味の特徴が少ないため、物足りなさを感じるかもしれません。

天然水のメリット

次に天然水のメリットを4つのポイントから見ていきます。

  • ・天然のミネラル成分が豊富
  • ・何よりおいしい
  • ・人工的な添加物がない
  • ・美肌効果が期待できる

天然のミネラル成分が豊富

天然水に含まれるミネラルの種類には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどさまざまあり、現代人に不足しがちなミネラルを手軽に摂ることができます。

ミネラル成分は骨をつくったり、身体の機能を調整したりする大切な栄養素で健康や美容に欠かせない要素の一つです。天然水なら、日常生活に必要なミネラル成分を手軽に摂取できます。

何よりおいしい

おいしいお水は、ミネラル、臭気の有無などが関わっています。
「天然水はおいしい!」と感じるのは、先ほど述べた通り、ミネラル成分が含まれているからです。
湧き水は、長い年月をかけてろ過されるため、適度にミネラルが溶け込み、コクやまろやかさが出て、おいしくなります。

水道水が「臭い」「まずい」と感じる方も多いかもしれませんが、水道水には塩素が含まれているため、カルキ臭がします。一方、天然水は塩素が含まれておらず無臭なので、一層おいしさを感じられます。

人工的な添加物がない

ろ過や加熱殺菌以外の処理を行っていないお水を天然水と呼び、それ以外は「天然」という言葉を使用できません。天然水は特定水源の川や地下から採水されたお水です。RO水は、メーカーによっては人工的にミネラル成分を添加しているものもあります。

添加物が気になる方や安全性にこだわりたい方には、おいしいお水を安全に飲める天然水はうってつけと言えます。

美肌効果が期待できる

天然水に含まれている豊富なミネラルは、肌に必要不可欠な成分でありながら、体内で生成することはできません。

天然水を飲むことで、ミネラルを安定して摂取でき、肌荒れや吹き出物を防ぎ、美肌につながる効果が期待できます。

天然水のデメリット

最後に天然水のデメリットを以下の3つのポイントから解説します。

  • ・味に違いがある
  • ・硬水は赤ちゃんには不向き
  • ・RO水と比較すると天然水の料金は高め

味に違いがある

ミネラル成分が含まれた天然水は、採水地によって味に違いがあります。海外で多い硬度が高いお水の場合、クセがあると感じる方が多くいらっしゃいます。一方、日本のように軟水ですとクセがなく飲みやすい特徴があります。お水選びの際、硬度をチェックしてみてください。

硬水は赤ちゃんには不向き

国内の天然水は軟水が多く、赤ちゃんにも問題なく与えることができます。しかし、先ほども述べた通り、海外の天然水は硬度が高い硬水が多いです。赤ちゃんのミルクづくりには、赤ちゃんの内臓に負担をかけないミネラル成分の少ない軟水がおすすめです。硬水ですと、ミネラル成分がたくさん含まれているため、内臓が未発達な赤ちゃんには負担になることがあるからです。天然水を選ぶ際には、軟水か硬水かをチェックするようにしましょう。

RO水と比較すると天然水の料金は高め

河川水や水道水から採水されたRO水と比較すると、天然水の料金は高めになることがあります。

天然水は水質にこだわり、厳選された採水地で採水され、おいしさはそのままに安全性を高めるための処理などを行うからです。

RO水と天然水はなにが違う?

次にRO水と天然水の違いについて、以下の8つの観点から見ていきましょう。

  • ・成分
  • ・価格
  • ・処理方法
  • ・味
  • ・安全性
  • ・採水地

成分

RO水と天然水では水に含まれる成分に大きな違いがあります。

RO水は、ろ過後に人工的にミネラル分が添加されたデザインウォーターを除き、基本的にはミネラル成分が含まれていません。

一方で天然水はカルシウムやマグネシウムなど、天然のミネラル成分が豊富に含まれており、採水地によって成分の種類や含有量も異なります。

ミネラル成分は体内で生成できないため、ミネラル成分の摂取を目的とするなら、天然水を選びましょう。

価格

価格面では、天然水よりもRO水の方が安価になっています。

天然水はより美味しい水を届けるため、採水地や水質にこだわっており、運搬コストや処理コストが大きくなります。

一方でRO水は水道水や河川水など、比較的安価で入手できる水を利用して生成するため、安価になります。

処理方法

処理方法にも大きな違いがあります。RO水は、0.001ミクロンの微細なフィルターでできたRO膜で水をろ過します。

RO膜は、ミネラルも含めて水分子以外の不純物が通過できないため、純水な水成分のみの水が生成されます。

一方で天然水はろ過や加熱殺菌以外に物理的・科学的な処理を行わないため、ミネラル成分などが含まれたままになっています。

RO水は不純物や有害物質と共にミネラル成分も除去されるため、お水本来の味や香りが失われます。

一方天然水は、最低限の殺菌処理が行われているのみで、ミネラル成分などが残っています。

お水本来のおいしさが損なわれておらず、まろやかで口当たりが良く、のど越しもすっきりしているといわれています。

安全性

安全性に関しては、天然水もRO水も問題ありません。

天然水は厳しい水質管理がされているため、基準値を超える不純物や有害物質は含まれていません。

RO水は厳しい検査基準をクリアした水をさらにRO膜でろ過した限り無く純水に近い水です。RO膜は、放射性ヨウ素などの放射性物質もろ過できる唯一のフィルターであり、不純物や有害物質が極限まで取り除かれるため、安全な水といえるでしょう。

採水地

RO水はRO膜の強力な効果があるため、河川水や地下水、水道水など場所や水質にそれほどこだわらず採水が可能です。

一方で天然水は、水の品質や水に含まれる成分が非常に重要になります。基本的には、地中でミネラル分が溶解した地下水が活用されているため、採水地はRO水に比べて、限定されています。

RO水と天然水、どっちがいい?

ここまで、RO水と天然水の違いなどをご紹介しましたが、結局どっちを選べばいいの?と思っている人もいるでしょう。そこで、ここではRO水・天然水それぞれに向いている方についてご紹介します。

RO水が向いている方

RO水の最大の利点は、価格が天然水と比べ安いことです。天然水と比較すると1本あたり500円ほど安く、年間では一家族で数万円も費用が異なるケースも珍しくありません。

そのため、会社のウォーターサーバーなど大量の使用を前提に、味よりも費用面を重視している人にはおすすめです。

またRO水は極限まで不純物や有害物質を除去した水ですので、安全性が高いこともメリットです。そのため、消化器官が未発達な赤ちゃん用のミルクを調乳する際や、服薬時の水として利用する場合にもおすすめです。

天然水が向いている方

天然水の最大のメリットは、天然由来のミネラル成分を豊富に含んでいることです。ミネラルは美容や健康に必須ですが、体内で生成できないため、定期的に摂取したい場合は、天然水が適しています。

さらに、希少なバナジウムやシリカなど、特定の成分を含む天然水もありますので、ニーズに合わせて選択すると良いでしょう。

また、ミネラル成分はお水の美味しさを決める重要な要素となっています。飲用はもちろん、料理やコーヒーなどの用途にも天然水がおすすめです。

ただし、硬水に分類される天然水は、ミネラルが多く含まれるため、苦味を感じることがあり、料理に使用すると食材の旨味を十分に引き出せない場合もあります。料理などで使用したい場合は、適度にミネラルが含まれた軟水を選びましょう。

ウォーターサーバーのお水を選ぶ際のポイント

ウォーターサーバーのお水を選ぶ際には、自分のライフスタイルや用途に合わせて選ぶことがポイントです。

おいしいお水を飲みたい、料理に活用したいという場合は天然水のウォーターサーバー、服薬や赤ちゃんのミルクの調乳に利用する場合はRO水など、利用シーンに合わせて選ぶと失敗はありません。

RO水専用・天然水専用・RO水と天然水を使い分けられるものなど、ウォーターサーバーにもさまざまな種類があるので、調べてみてください。

また、ウォーターサーバーを選ぶ際には水の品質だけでなく、サービス内容や料金、ウォーターサーバーのデザインやサイズなども考慮するのがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、RO水と天然水の定義や違い、それぞれに向いている方などについて詳しく解説しました。

RO水は不純物を極限まで取り除いた安全なお水、天然水はミネラルが豊富に含まれた美容・健康に効果のあるお水とそれぞれ特徴があります。

それぞれの特性を理解した上で、どのようにお水を利用するかによって使い分けることが大切です。この記事を参考に、自分に合った水の種類を選んでください。

コスモウォーターは、日本でも指折りの水どころ(静岡、京都、大分)より、天然水をお届けしています。

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