離乳食完了期(パクパク期)の進め方|食べさせたい食材や上手に進めるコツも紹介

離乳食完了期は、1歳を過ぎた頃から1歳半頃のことを指します。

「1歳を過ぎたから、そろそろ離乳食完了期に進めていいのかな?」
「完了期を進める上で注意することを知っておきたい」
と、離乳食作りに慣れてきたママやパパでも、次のステップに進む際は、やはり心配なことはたくさんありますよね。

そこでこちらの記事では、離乳食完了期の上手な進め方や食べさせられる食材など、気になる情報をまとめています。

そろそろお子さんが離乳食完了期に入る人や1歳を過ぎて完了期に進めていきたい人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

離乳食完了期の赤ちゃんの特徴や開始目安

はじめに、1歳頃が目安の離乳食完了期の赤ちゃんがどのような様子なのか、特徴を紹介します。

離乳食の進み具合と赤ちゃんの成長の様子は比例しないこともありますが、完了期に移行する時期の参考にしてみてください。

歯が8本程度生えてくる子も

離乳食開始頃から徐々に増えてくる歯ですが、早い子は上と下それぞれ4本ずつ、計8本の歯が生える子もいます。

とはいえ、歯の生え方については個人差がとても大きいため、遅くても気にしすぎないようにしましょう。反対に、早く生えそろいはじめたら、しっかりと歯磨きなどのケアをしていく必要があります。

離乳食を食べた後やミルクを飲んだ後など、歯磨きをして汚れを落としてあげるようにしてください。

歩くようになるなど活動量が増える

1歳を過ぎる頃から、歩くようになったり伝い歩きが早くなったりと、さらに活動量が増えてきます。乳児から幼児らしい動きをするようになるため、よりたくさんのエネルギーを使います。

離乳食や補食で、しっかりと栄養を補ってあげられるといいですね。

離乳食完了期に食べさせたい食材

離乳食完了期には、どのような食材を食べさせていいのか悩んでいる人も多いかもしれません。

ここからは、完了期まで進んだ離乳食でどのようなものを食べさせるか、食べさせる時の味付けなど、気になるポイントを解説します。

栄養バランスが整っていればほとんどの食材が食べられる

離乳食完了期になると、大人が食べる食材とほとんど同じものを食べることができるようになります。

とはいえ、食材は同じものが食べられると言っても、調理方法や味付けが大人と全く同じでよいというわけではありません。

注意する点については後述しますが、食材自体は幅広く使用できるようになるため、「炭水化物」「たんぱく質」「野菜類」をバランス良く取り入れることを意識しましょう。

苦手なものを無理やり食べさせる必要はないので、楽しく食べられるものを優先しながら食べやすい調理方法を見つけてあげられるといいですね。

味付けは薄味で、生ものや刺激物は控えて

さまざまな食材を食べられるようにはなりましたが、味付けはまだ薄味を心がけ、生ものや刺激物は控えるのがポイントです。

生ものと言っても、生野菜は歯で噛みちぎれるようになれば、食べさせても構いません。刺身など生魚類は、胃腸がさらに発達する3歳ごろまではあげない方がいいとされています。

不足しがちな鉄分を補おう

ミルクや母乳だけを飲んでいた時期に比べて、離乳食が始まる6ヶ月頃から鉄分が不足しやすくなると言われています。

離乳食完了期の食材選びの際、鉄分が豊富な食材を積極的に与えるのがおすすめです。

鉄分が豊富な食材として、以下のものがあります。

・牛赤身肉
・豚赤身肉
・レバー
・卵
・小松菜
・ブロッコリー
・ほうれん草
・豆腐
など

上記の食材を積極的に取り入れてみましょう。

離乳食完了期の食材のかたさや量は?

離乳食完了期には、食材のかたさや1食の量がどの程度なのかを知っておくのが大切です。

目安を把握しておくことで、さまざまな食材の調理に汎用できるので、チェックしておきましょう。

歯ぐきで噛み潰せるバナナや肉団子くらいのかたさに

離乳食完了期の赤ちゃんは、歯が増えてきているとはいえ、まだ奥歯は生えていないことがほとんどなので、歯ぐきで噛み潰せるかたさが目安です。

バナナをそのまま食べさせて、上手に噛み潰して食べられるようなら、そのかたさを参考に他の食材も調理してみましょう。

厚めの肉は繊維が多く噛み切れないので、細かく切ったり薄くしたりするといいです。

肉類が苦手な子なら、ひき肉で肉団子を作れば、手づかみもしやすくほぐれやすいのでおすすめです。

1食の量やバランスをチェック

1食の中で、さまざまな栄養素をバランス良く食べさせるための目安量を紹介します。

・炭水化物:軟飯なら90g程度、ごはんなら80g程度
・野菜や果物:合わせて50g程度
・たんぱく質:肉や魚なら20g程度、豆腐なら50g程度、卵なら1/2個分程度

好き嫌いが出てくる子もいるので、きちんとバランス良く食べられないかもしれませんが、少しずつ意識してみましょう。

どうしても摂りづらい栄養素があっても、気負いすぎず長い目で見守りながら、食べられる練習をしてみてくださいね。

離乳食完了期を上手に進めるコツ

最後に、離乳食完了期を上手に進めていくポイントやコツを紹介します。

カトラリーを持たせてみる

離乳食後期から、手づかみ食べの練習をして自分で食べられるようになってきますが、完了期になるとカトラリーを使いたがる子が増えてきます。

大人の真似をして、スプーンやフォークを使って食べたがったら、赤ちゃんが自分で使いやすいものを用意してあげるといいでしょう。

持ち手が小さく、柄が短いものなら赤ちゃんでも扱いやすいので、練習させてあげてくださいね。

味付けやかたさを調整しながら大人から取り分けて

完了期になると、味付けやかたさを調整すれば大人と同じものが食べられるので、調理途中で取り分けることで離乳食づくりが時短になります。

大人の食事から取り分けるために、以下のことに注意するといいです。

・下味をつけすぎない
・油を使いすぎない
・無添加のだしや調味料を使用する
・やわらかく調理しやすいレシピを選ぶ

これらを意識することで、完了期の食事に取り分けしやすくなるのでおすすめです。

母乳やミルクは様子を見ながらあげても

離乳食完了期を迎えても、すぐに母乳やミルクを止めないといけないわけではありません。

赤ちゃんの様子や体重の増え具合をみながら、母乳なら欲しがるだけ、ミルクは月齢に合わせた分量を目安に与えましょう。

とはいえ、だんだんと卒乳に向かう時期なので、ミルクの飲み過ぎで離乳食が進まないことがないように、上手に調整できるといいですね。

離乳食完了期は離乳食が80%、母乳やミルクが20%程度の割合が目安だと言われています。

離乳食完了期をコスモウォーターを使って、上手に乗り越えよう

こちらの記事では、離乳食時期の最後にあたる、離乳食完了期についての情報をまとめました。
こちらで紹介した目安やコツを参考に、離乳食完了期を進めてみましょう。

完了期まできたら、もう幼児食への移行も目の前です。

さまざまな食材がおいしく食べられるように、食事をすることが好きになれるように、難しく考えすぎずに親子で楽しく離乳食完了期を過ごしてくださいね。

コスモウォーターは離乳食をスタートする前のミルクづくりから、離乳食初期・中期・後期・完了期と、いつの時期も手軽&時短になると、たくさんの子育て中のご家庭で重宝されています。

少しずつ味付けをした食事に慣れはじめた離乳食完了期の赤ちゃんですが、まだまだ薄味を意識する必要があります。コスモウォーターがあれば、少し濃い味付けになってしまった場合でも、温水を使って、すぐに味を薄めることができます。

離乳食作りに使うお水はもちろん、離乳食から幼児食になっても、食事の際に飲ませるお水や麦茶作りなど、ますますコスモウォーターは活躍します。

家族の健やかな毎日のために、コスモウォーターのおいしい水をお使いください。

離乳食の役割についてはこちら:離乳食はいつからはじめる?スタート前に知っていきたいことや注意点を紹介

離乳食初期についてはこちら:離乳食初期(ゴックン期)の上手な進め方|スタート目安や食材、調理のコツなど詳しく紹介

離乳食中期についてはこちら:離乳食中期(モグモグ期)とは?|進め方や食べさせたい食材、注意点を紹介

離乳食後期についてはこちら:離乳食後期(カミカミ期)へ進もう|食べられる食材や注意点などを紹介

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